広告 勉強法

【TOEIC Part3が聞き取れない】解決する勉強法と解くコツ

※この記事はプロモーションを含みます。

TOEIC Part3の勉強法とコツ

TOEIC Part3のリスニングが全く聞き取れなくてどうすればいいか分からない…

そんな悩みを抱えていませんか?

じつは、TOEIC Part3のリスニングが聞き取れるようになるには「英文に対する反射力」を上げることが重要です。なぜなら、リスニングが聞き取れるようになるには、反射力を磨き、すでに習得している英語の知識の処理速度を上げる必要があるからです。

ここでは、TOEIC Part3で聞き取れない原因や、点数を上げるために有効なコツと勉強法について解説します。読み終えていただければ、TOEIC Part3で聞き取れない現状を打開し、点数を上げるためにやるべきことが明確になります。

TOEIC Part3について

まずはTOEIC Part3の概要についてさらっとおさらいしましょう。

TOEIC Part3の問題形式

TOEIC Part3は2~3人による英語の会話を聞き、それに対する設問に答える形式です。会話が行われる場所はオフィス、ホテル、空港、レストラン、電話など様々です。

Part3では全部で13個の音声が放送され、それぞれの音声につき3問ずつ出題されます。合計で39問に答えるパートです。ひとつの音声の長さはだいたい30秒です。音声は一度しか放送されませんが、問われる設問に関しては問題用紙に記載されています。

TOEIC Part3では次の3種類の問題が出題されます。

  • 2人の会話問題
  • 3人の会話問題
  • 図表つきの問題

出題の割合は、おおよそ下記に示す通りです。

問題の種類出題数
2人の会話問題9~10問程度
3人の会話問題1~2問程度
図表つきの問題2~3問程度
問題ごとの出題数

意図を問う問題も出題される

Part3では意図を問うような問題も出題されます。例えば下記が具体例です。

No. 39 Why does the woman say, “I can’t believe it”?
(A) She strongly disagrees.
(B) She would like an explanation.
(C) She feels disappointed.
(D) She is happily surprised.

TOEIC 公式サイト サンプル問題 No.39

この設問では「それを信じられないとはどういうことですか?」と質問されています。

この問題で放送されている会話の流れは、「オフィスの拡張工事の進捗が素晴らしい」という発言に対して「信じられない」となっています。プラスの内容に対して驚きながら「信じられない」と言っていますから、(D)が正解となります。

ぜひ、このサンプル問題を解いてみてください。

このように、意図を問う問題も出題されるため、Part3は難しいと感じるでしょう。

TOEIC Part3が聞き取れない2つの理由

TOEIC Part3が聞き取れない理由として、大きく下記2つの理由が考えられます。

  • 英文に対する反射力が弱い
  • 単語力と文法力が弱い

詳しくに解説します。

英文に対する反射力が弱い

おそらくこれが最大の原因であると思います。英文に対する反射力が弱いとリスニングで聞き取れないと悩むでしょう。なぜなら、リスニングで聞き取れるようになるためには、リスニングで流れる音声スピードで英語の知識を処理する必要があるからです。

反射力を鍛えると、リスニングのスピードよりも速く英語を処理でき、その結果聞き取れるようになります。

英語の音声を聞く時、流れてくる単語は聞き覚えがあるが、文の意味が全然頭に入ってこないという経験はないでしょうか。この現象こそが「反射力が弱い」から起こるのです。

放送されている単語の意味は単語帳学習で意味が答えられるが、その意味を答えるのに0.1秒以上かかっているために聞き取れないのです。リスニングで聞き取れるには、0.1秒以内に反射的に答えられる必要があるでしょう。

英文に対する反射力が弱いとリスニングが聞き取れずに悩むでしょう。

単語力と文法力が弱い

リスニングが聞き取れないもう一つの原因として、単語力と文法力が弱いことがあげられます。単語と文法の知識は英文を理解する上で必ず必要な知識だからです。

当たり前ではありますが、放送される英文のスクリプトを読んでも理解できない状態では、その文章を聞き取って理解することができません。ですので、必ず英文を理解できるようにする必要があるでしょう。

そして、英文を理解するためには、

  • 文法力
  • 単語力

この二つの力が必要なのです。

なぜなら、英文は「単語」が「文法」というルールに従って並び意味を表現しているからです。つまり、最低限英文を理解するための「文法力」と「単語力」が必要でしょう。

単語力と文法力が欠落していると、Part3のリスニングで聞き取れないと悩むでしょう。

TOEIC Part3を解くコツ・テクニック

コツ

TOEIC Part3で高得点を取るために、本番で使えるコツやテクニックを紹介します。具体的には下記があげられます。

  • 質問文のパターンを暗記する
  • 2,3問目だけを解くイメージでやる
  • 会話のパターンを意識して聞く
  • 分からない問題は潔く諦める
  • 先読みして概要をつかむ

順番に詳しく解説します。

質問文のパターンを暗記する

Part3では、いかに短時間で質問の内容を理解するかが重要です。なぜなら、放送されるリスニングの音声は一度しか流れないため、質問内容を理解するよりも音声の聞き取りに集中する必要があるからです。

問題用紙に書かれた設問を2度、3度と読んでいては、音声の聞き取りに支障が出ますよね。ですから、設問は素早くかつ一回読むだけで、何について聞かれているのか把握できることが理想でしょう。

そのためにリーディング力を上げるのも良いですが、事前にPart3の質問文をある程度暗記するのが最も手がかからず効果的でしょう。Part3で問われる設問文は、意外とどの問題も似ています。

例えば、下記のような「imply」が含まれる質問文は頻出ですよね。

No. 40 What do the men imply about the company?

TOEIC 公式 サンプル問題 No.40

implyは「〜を意味する」という意味ですので「男性たちはその会社についてどんなことを意味していますか?」という訳になるでしょう。

つまり、会話の内容から考えて、男性たちがその会社についてどんなことを間接的に表現しているかを答えれば良いという質問です。

こういった頻出する質問文のパターンは暗記し、本番で設問理解にかける時間を短縮しましょう。

2,3問目だけを解くイメージでやる

Part3では各大問につき3問が出題されますが、そのうちの1問目は会話の概要を問うような設問であることが多いです。ですので、特に解こうと意識せずとも2, 3問目が解けると必然的に1問目が解けてしまうことが大半なのです。

Part3でよくある悩みとして、「設問を先読みしても音声を聞くときには内容を忘れてしまう」といった声をよく耳にします。これは3つの設問すべてに意識を向けてリスニングを行おうとするから起こるのです。

人間は一度に多くのタスクをこなせませんよね。ですから、1問目はあえて無視し、2, 3問目だけにフォーカスしてリスニングに取り組めば、だいぶ楽になるはずです。

Part3は2, 3問目だけ解くイメージで取り組み、同時に行うタスクを減らす工夫をしましょう。

会話のパターンを意識して聞く

Part3では会話の流れにパターンが存在します。

おおよそ「導入→問題発生→解決策の提案→最終的な意思決定」というパターンが多いです。もちろんすべてがこのパターンに当てはまるわけではないですが、このパターンを意識することで聞き取りが楽になるでしょう。

そして、設問では「どんな問題が発生したか?」や「問題に対してどのような解決策が提案されたか?」などを問われるケースが多いです。ですから、会話の流れのパターンを意識することで要点を抑えたメリハリあるリスニングを行うことができるでしょう。

そうすると、どこが大事でどこがそれほど重要でないかが分かり、聞きながら解答することもできるようになります。会話のパターンを意識して聞くことで、Part3のリスニングはかなり楽になるでしょう。

分からない問題は潔く諦める

Part3では次から次へと問題が進みます。そのため、分からない問題に悩んで時間を使っていると、すぐ次の問題の放送が始まってしまいます。

もし、次の問題が始まっているのに前の問題の解答をしていると、次の問題も解けなくなってしまいます。そして、その次の問題にも影響が出る可能性さえあるのです。

このような負の連鎖に陥ると、大量に失点してしまう恐れがあるでしょう。TOEICのリスニングはリズムが重要です。どこか1問でリズムが崩れると、そのあとも正しく解答できなくなってしまいます。

ですから、もし分からない問題があった場合は、悩まずに潔くあきらめ、次の問題で正解できるように備えましょう。

先読みして概要をつかむ

TOEIC Part3では、2つの議論が起こります。

  • リスニングが流れる前に設問を先読みして話の概要をつかむべき
  • 先読みすると焦ってしまうため、やらないほうが良い

私の意見としては、必ず先読みをするべきということです。先読みは「するかしないか」の2択ではなく、一部だけするという手もあるのです。

例えば

  • どれか一問だけ設問を読む
  • キーワードだけ拾う

などです。

先読みが負担になり聞き取りに支障が出るのであれば、キーワードを拾うだけでも効果抜群の先読みとなるでしょう。

ですから、Part3ではどのようなやり方でも良いので、必ず先読みをして話の概要をつかんでからリスニングに入りましょう。

TOEIC Part3は先読みを工夫すべき

TOEIC Part3は先読みをするのが良いとお伝えしました。先読みはやると良いですが、うまくやらないとリスニングの負担になり逆効果です。先読みのコツとして下記を意識しましょう。

  • 先読みは全体を素早く眺める
  • 2問目の設問内容は絶対覚える

詳しく解説します。

先読みは全体を素早く眺める

全体を素早く眺めることで、どのようなキーワードが書かれているか知ることができ、話の概要をざっくり把握できます。

例えば、 frontとあるからホテルでの会話かな? bordとあるから空港での会話かな?こういった感じです。

全体を素早く眺めることで、こういった話の概要をつかめる情報に目をつけましょう。

2問目の設問内容は絶対覚える

設問を先読みする時は、できれば3問全部の内容を把握するのが良いでしょうが、欲張ると結局1問も設問内容を覚えられずにリスニングが始まってしまいます。それを防ぐためには、先読みする設問の数を減らすのが手っ取り早いでしょう。

先読みする設問を覚える優先順位は下記です。

  • 2問目
  • 3問目
  • 1問目

1問目に関しては、前の章でもお話ししましたが、2, 3問目が解けると自然に解けるパターンが多いです。ですから、設問を先読みする優先順位は低いでしょう。

もし、先読みは1問だけにしておきたいという人は、2問目だけは絶対に設問内容を覚えましょう。そうすれば3問目は落とす可能性がありますが、1, 2問目には解答できる可能性が高まります。

TOEIC Part3を解く際の具体的手順

ここまでの内容を踏まえ、TOEIC Part3はどのような手順で解けば良いでしょうか。下記のような手順で解けば良いです。

  • ディレクション放送中にPart3全体を先読みする
  • 次に解く問題の設問を先読みする
  • 放送を聞きながら2問目を解く
  • 2問目が解けた時点で3問目を解く
  • 3問目が解き終わったら1問目を解く
  • マークシートを塗りつぶす

ステップごとに解説します。

ディレクション放送中にPart3全体を先読みする

まずはPart3のディレクションが流れている間に、Part3全体の問題をできる限り先読みしましょう。

ディレクションは毎回同じものが流れるため聞く必要はありませんよね。聞く必要がない代わりにこういった時間を有効活用しましょう。

Part3は全部で39問もありますから、そのすべてに目を通すのは困難です。ですから、前半の問題だけで良いので目を通し、どういったキーワードが含まれているか見て、話の概要をつかんでおきましょう。 

次に解く問題の設問を先読みする

問題のリスニングが流れる前には、必ず設問に目を通し先読みしましょう。先読みのコツは前の章でお伝えした通りです。

全部読もうとせず、自分が読めると思う分量を先読みしましょう。これから読まれる会話の概要をつかみ、リスニングに備えましょう。

放送を聞きながら2問目を解く

放送文が流れ始めると、その内答えとなる該当箇所が読まれます。答えの根拠となる部分が読まれたら、その都度解答していきましょう。

1問目はひとまず飛ばし、2問目の設問にまずは答えましょう。答えのマークシートはこの時点で塗りつぶす暇はないと思うので、分かるようにマークシートに印だけつけておきましょう。

2問目が解けた時点で3問目を解く

2問目が解けたら3問目を解くことに意識を向けリスニングの続きを聞きましょう。

その理由ですが、2問目の解答根拠が読まれた直後に3問目の解答根拠が読まれることは少ないからです。ですから、その間に2問目の解答を選べるでしょう。

そして3問目の解答根拠が読まれたら素早く3問目のマークシートに答えとなる部分に印をつけましょう。

3問目が解き終わったら1問目を解く

3問目が解き終わった時点で1問目を解くようにしましょう。この時点でリスニングの残りの放送は聞かなくても良いでしょう。

1問目は概要について問われることが多いですので、2, 3問目を解いた時の情報をもとにマークしましょう。

マークシートを塗りつぶす

最後に印のみつけていたマークシートを正式に塗りつぶしましょう。また、マークシートがずれていないかについても、このタイミングで確認しましょう。

TOEIC Part3の点数を上げる勉強法

勉強法

TOEIC Part3で点数を上げるためには、下記の勉強をすれば良いでしょう。

  • 音読をして反射力を上げる
  • シャドーイングをする
  • 分からない単語や文法を暗記する
  • 問題演習を行う

それぞれの勉強について詳しく解説します。

音読をして反射力を上げる

これが一番重要かつ効果的な勉強法です。リスニングで聞き取れるようになるためには、英語の処理スピードを速くすることが重要でしたよね。処理スピードを上げ、英文に対する反射力を上げる一番効果的な勉強が音読なのです。

音読で重要なのは

  • 頭の中で意味を考えながら音読する
  • 同じ文章を繰り返し音読する
  • 高速で音読する

ことです。

音読トレーニングはきついですが、その分短期間で大きくリスニング力を上がることができます。

私も音読を中心とした勉強を行い、TOEICの点数が一気に120点上がりました。 Part3のリスニングが聞き取れないと嘆いていましたが、音読をして反射力を上げたことで見違えるほど聞き取れるようになった嬉しさは今でも覚えています。

ただ、音読は正しく行わないと全く効果が出ず、ただ時間と労力だけを無駄にしてしまいます。音読の正しいやり方は 【英語音読のやり方】たった4つ意識して勉強するだけで点数が上がる で詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

シャドーイングをする

音読を繰り返すうちに徐々に英文が聞き取れるようになるはずです。ある程度力がついてきたらシャドーイングをしましょう。

シャドーイングは耳で聞いて聞こえた英文の意味を考えながら発音するトレーニングです。音読よりも負荷が大きい分、より反射力アップが期待できるのです。

ですから、音読である程度英文に対する反射力がついてきたら、すぐにシャドーイングを実践しましょう。

また、シャドーイングは発声さえしなければ、電車の中でも実践できます。隙間時間を有効に使え、それでいてリスニングアップにかなり効果的な勉強です。隙間時間を活用してシャドーイングをたくさん行いましょう。

分からない単語や文法を暗記する

スクリプトを読んでいて分からない単語や文法は習得する必要があるでしょう。なぜなら、英文を理解するためには単語と文法の知識が必要不可欠だからです。

英文は「単語」が「文法」というルールに従って並ぶことで意味を表現しています。ですから単語と文法がわからないと英文が理解できないのです。

単語の覚え方については 【効率的な暗記の方法】「暗記のコツ」は覚えたことを「忘れる」こと で詳しく解説しています。また、文法の覚え方については 英語の文法勉強法】効率的に文法をマスターする覚え方のコツは5つ で詳しく解説しています。

単語や文法を習得してPart3のリスニングに対応できる力を身につけましょう。

問題演習を行う

問題演習を行うことはやはり重要です。TOEICはパターンに慣れる必要があり、そのために問題演習が重要という意見が多いですが、Part3は特に問題演習が重要でしょう。

音声が一度しか流れない上にマークシートに記入する時間も設けられていません。ですから、自分がどのタイミングで問題を先読みし、どのタイミングでマークをするのか入念に確認する必要があります。

事前に確認を行うだけで本番試験で発揮できる力が大きく変わり、点数も大きく変わることでしょう。

問題演習をたくさん行い、Part3のリスニングのパターンを熟知しましょう。

TOEIC Part3のおすすめ教材

ここではTOEICのPart3の勉強におすすめの教材を4つ紹介します。

鬼の変速リスニング

鬼の変速リスニングは、普段のリスニングスピードよりも速いスピードで英語を聞くことにより、本番で流れるリスニングを遅く感じることができる魔法のトレーニングです。

私も愛用していますが、本当に本番でのリスニングスピードが遅く感じます。すごく不思議な感覚なのでぜひみなさんも経験してみてほしいです。

実力養成ドリル

実力養成ドリルは、Part3とPart4に特化して問題演習をこなせることができます。

この問題集は私も使いますが、次の点がとても良いです。

  • スマホで音声が聞ける
  • 音声のスピードが調節できるため使いやすい
  • 本のサイズが片手サイズで電車の中など移動時間に使いやすい

これほどメリットが大きい上に値段も1000円いかないので、ぜひ使ってみてくださいね。

公式トレーニング リスニング編

公式トレーニングは、TOEICの問題を小分けにして解くことができます。

TOEICの試験は1回分となると200問、リスニングだけであっても100問もあり、かなりボリュームがありますよね。忙しいとなかなかまとまった時間が取れませんよね。そんなあなたにおすすめなのが、公式トレーニングです。

1回分が20問程度にまとまったいますので、かなり使いやすいです。

公式問題集

やはり公式問題集は1冊あると良いです。

世の中にはTOEICの問題集があふれかえっていますが、一番本番試験に近いクオリティで作成されているのが、この公式問題集でしょう。

TOEICの本番試験では問題の持ち帰りが禁止されています。ですので、第三者が作った問題であると、模擬問題集であっても同じように作るのは難しいです。

公式問題集は本番試験を作成する人が作る模擬問題集ですので、一番本番に近いです。

まとめ

ここまでTOEICのPart3が聞き取れない状態を脱却する方法についてまとめてきました。

Part3を解く時に有益なコツは

  • 質問文のパターンを暗記する
  • 2,3問目だけを解くイメージでやる
  • 会話のパターンを意識して聞く
  • 分からない問題は潔く諦める
  • 先読みして概要をつかむ

でした。

また、Part3の勉強として

  • 音読をして反射力を上げる
  • シャドーイングをする
  • 分からない単語や文法を暗記する
  • 問題演習を行う

をするのが効果的でした。

Part3はPart4と同様にリスニングの中では難易度が高いパートですが、攻略できるとリスニングの点数が大幅に上がります。この記事を参考にPart3の点数アップをしましょう。

-勉強法