TOEIC800点を1ヶ月でどうしても取りたい!そのためにどんな勉強をすれば良いのか?
そう悩んではいないでしょうか?じつは、正しい勉強を正しいやり方で行えば、1ヶ月でTOEIC800点を取ることは可能でしょう。
なぜなら、TOEICは難易度の高い試験ではなく、コツを掴んだ上で正しい勉強を行えば、短期間で得点が上がる試験だからです。
この記事では、1ヶ月でTOEIC800点を取るために行うべき具体的勉強を、私の経験を交えてお話しします。読み終えていただければ、1ヶ月後にTOEIC800点越えを達成するために行う具体的勉強が明確になり、目標達成への道筋がわかるでしょう。
1ヶ月でTOEIC800点はいける
TOEIC800点を1ヶ月で取得することは可能です。
ただ難しいチャレンジであるのは事実でしょう。なぜなら、1ヶ月では十分な勉強時間が取れないからです。
オックスフォードの発表によると、TOEICで100点を上げるためには225時間の勉強が必要と明記されていいます。
これを1ヶ月で行おうとすると、1日7時間ほど勉強をする必要があるのです。正直おすすめはしません。
ですが、独自調査の結果、「TOEIC800点を1ヶ月で取りたい」というニーズがかなり多いとわかりました。であるならば、全力でその期待に応えようと思い、この記事を書きました。
現状600点レベルである必要はある
TOEIC800点は目指すことは可能であると言いました。
ですが、現段階で最低600点は超えていないと、1ヶ月後に800点を取得するのは不可能に近いです。なぜなら、600点を取得できていない段階では、800点を取るために多くの知識を詰め込む必要があり、1ヶ月では間に合わないからです。
200点を上げるだけでも、一般的には2~3ヶ月かかる場合が多いでしょう。
ですから、現状600点に届いていない場合は、もう少し期間を長く見積もって勉強しましょう。
やるべき勉強のみやるのが重要
1ヶ月でTOEIC800点を目指すためには、やるべき勉強のみ行うことが重要です。なぜなら、余分な勉強をやると、1ヶ月では800点を達成できないからです。
例えばTOEICは英検のように難しい英文は出題されません。その代わり、本番では基本レベルの英文を短時間で大量に読む必要があるでしょう。
つまりTOEICでやるべき勉強は、難しい英文を読めるようにする勉強ではないということですよね。基本レベルの英文を速く読めるようにするための勉強を行うべきでしょう。
このように、TOEICで高得点を取るために特化し、やるべき勉強のみをやることが大切なのです。
1ヶ月でやる具体的勉強法
それでは1ヶ月で800点を目指すために、やるべき勉強法を解説します。
具体的にやるべき勉強は次の4つです。
- 最低限必要な参考書を買う
- 問題を解く
- 解いた問題をシャドーイング
- 隙間時間でリスニング
最低限必要な参考書を買う
まずは必要な参考書を購入しましょう。1ヶ月という期間では、あれもこれも参考書を使うのは無理でしょう。
ですから、私が本当におすすめする参考書を3冊だけ選びました。
- 公式リーディング問題集
- 特急リスニング
- 金のフレーズ
なぜこれらの問題集がおすすめなのでしょうか?
選んだ理由を参考書ごとに解説していきます。
公式TOEIC Listening & Reading トレーニング
公式TOEIC Listening & Reading トレーニング はTOEICの公式が出版している問題集です。
使用すると下記のメリットがあるでしょう。
- 公式が出版しているため良問が解ける
- ページ数が多すぎず、短期学習でも解き切れる
- 一度に解くべき問題が少なく、問題を解いたらすぐ答え合わせができる
特にページ数が多くないということは重要です。1ヶ月でやり切れる量であることが大切だからです。
公式出版の模擬問題集の方をおすすめする人が多いですが、短期で得点アップを目指すためにはページ数が多すぎるでしょう。下記の問題集であれば、公式が出版している問題であることは変わらない上に分量が少ないため、短期得点アップに最適です。
TOEIC L&R TEST パート3・4特急実力養成ドリル
TOEIC L&R TEST パート3・4特急実力養成ドリル は、あの有名な特急シリーズのリスニング版です。 下記のようなメリットがありおすすめです。
- 本番で出題される形式を網羅できる
- スマホアプリを使用し無料で音声が聞ける
- 音声の倍速再生ができる
- 手のひらサイズなので移動中に勉強できる
こちらの問題集にはPart3, Part4のみが収録されています。 1ヶ月で800点を目指すためにはPart1, Part2の勉強はやらなくても良いと思います。
邪道かもしれませんが、Part3, Part4で得点を取れるようにすれば、Part1, Part2でも得点アップは見込めるでしょう。
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
100回以上TOEICで満点をとっているTEX加藤さんが作成した単語帳です。TOEICを受ける人なら大半の人が知る有名な単語帳ですよね。
メリットは次のとおりです。
- TOEICで出題される単語を特化して覚えることができる
- レベル別で単語が並んでいるためん800点レベルの単語だけ覚えれば良い
- 頻出フレーズと共に覚えることができる
1ヶ月で800点を取るためには余計な単語を覚える暇はないでしょう。ですから必要な単語のみ集中的に覚えることができるのは大きなメリットでしょう。
参考書を解く
参考書を購入したら早速問題を解き始めましょう。
リーディングの勉強編
まずは 公式TOEIC Listening & Reading トレーニング を1セクション分解きましょう。問題集を見てもらえばわかると思いますが、セクションごとに小分けされています。
解いたら答え合わせをし、すぐに本文を頭から訳してください。訳す中でわからない単語や構文が出てきたら、意味を調べ、ページの端にまとめておきましょう。
それが終わったらひたすら音読をしましょう。音読は10回以上繰り返して行いましょう。
ここまで終わったら次のセクションに移ります。この流れを繰り返しましょう。
音読の正しいやり方は 【英語音読のやり方】たった4つ意識して勉強するだけで点数が上がる で詳しく解説しています。
リスニングの勉強編
リスニングの勉強では TOEIC L&R TEST パート3・4特急実力養成ドリル を解きましょう。
ただ、こちらの問題集は、解いて答え合わせをし、スクリプトの訳を確認したらすぐに次の問題に移りましょう。時間もかけなくて問題ないです。リーディングの3分の1くらいの勉強時間で十分です。
その理由ですが、リスニングは移動中や隙間時間に勉強を行うことができるからです。机がなくてもできる勉強は、なるべく机がない移動中に行いましょう。そうすることで効率的な勉強が行えるでしょう。
なお、リスニングの隙間時間に行う勉強法は、後ほど解説します。
単語の勉強編
単語の勉強は寝る前に行いましょう。睡眠の直前に行うことで効率よく暗記を行えるからです。
覚えるべき単語は、金のフレーズの「860点レベルの章」までに収録されている900語のみです。該当箇所をまずは1週し、2週目以降は答えられなかったところのみを覚えましょう。
重要なのは1単語にかける時間を短くし、代わりに何週もすることです。この勉強を寝る前30分間行いましょう。
隙間時間でリスニング
隙間時間ではリスニングの特訓を行いましょう。具体的にはリスニングで解いた問題の音源を聴きながら、口パクで読むことです。
読むと同時に意味を訳しながら読みましょう。本当は音読が好ましいですが、電車の中などでは声を出せないですよね。音読できる環境であれば音読をしましょう。
これをひたすらくり返すことで、英文に対する反応速度が上がるでしょう。
余裕があったらやる勉強
ここまで1ヶ月で800点を取るために必須の勉強をお話ししてきました。
ここからは、余裕がある場合に行うと良い勉強を解説します。
できなければ無理してやる必要はないでしょう。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集
やはり公式問題集は時間があればやると良いでしょう。本番と同じ形式で問題を解くことで、本番試験に慣れることができるからです。
TOEICで800点以上を取るためには、いかにPart7の長文問題を時間内に多く解き切れるかが重要です。公式問題集を解くことで、その時間配分を意識した勉強を行うことができるでしょう。
ですので、時間がある人はぜひ公式問題集を解きましょう。
TOEIC L&Rテスト Part 3 & 4 鬼の変速リスニング1
TOEICのリスニングを数倍速で聴くことでリスニング力を鍛えることができる参考書です。倍速でトレーニングすると、本番で聴くリスニングが遅く聞こえるでしょう。
この参考書は私自身もかなり愛用しております。実際に倍速のリスニングスピードに慣れると、本番のリスニングが面白いくらいにゆっくり聴こえました。
ぜひこの感覚を一度は試していただきたいです。びっくりすることでしょう。
倍速リスニングでリスニング力を鍛え、リスニングの得点アップを目指しましょう。
TOEIC L&R テスト 文法問題 でる1000問
TOEICで出題される文法問題のパターンを網羅できる参考書です。これはTOEICでよく言われることですが、出題される文法問題にはパターンがあります。ですから、そのパターンを1000問分練習できることで、本番での正答率を上げることができるでしょう。
また、TOEICのリーディングではほとんどの人が全て解ききれずにタイムアップとなりますよね。ですから、いかに文法問題を素早く解いて、その後の長文問題に時間を多く残せるかがかなり重要です。
この参考書を使用して文法問題の出題パターンを知ることで、回答速度を上げることができるでしょう。
実際に800点を超えた経験
この記事で必須の勉強として紹介した勉強法を実践し、私は短期間で720点から840点まで点数を上げることができました。なぜなら、この記事で紹介した勉強法は、英語の処理スピードを上げることに特化した勉強だからです。
TOEICでは大量の英文を短時間で処理しなければいけませんよね。ですから、いかに覚えた単語や文法の知識を素早く処理できるかが重要なのです。
このように、私自身もこの記事で紹介した勉強を短期集中で行い800点越えを達成することができました。
1ヶ月でスコアUPするコツ
ここからは1ヶ月で800点を目指すために意識すべきコツをお伝えします。
具体的には以下のことを意識しましょう。
- 音読とシャドーイングを重視
- 隙間時間は超大事
- 問題を解いたらすぐ答え合わせ
- 机が必要ない勉強は隙間にやる
順番に解説していきます。
音読とシャドーイングを重視
1ヶ月で800点を目指すためには音読とシャドーイングを重視した勉強を行いましょう。なぜなら、音読とシャドーングは英語を自動化することができるからです。
TOEIC800点を目指すみなさんは、文法力や単語力が比較的高いと思います。基本的な英語の知識があるということです。ですから、その知識をいかに速く処理できるかが800点越えをする上で最重要でしょう。つまり英語の知識を自動化することに特化すれば良いのですよね。
音読とシャドーイングは知識の自動化をする最も最適な勉強でしょう。 音読とシャドーングを何度も行い、TOEIC800点を超えるためのスピード感を身につけましょう。
隙間時間は超大事
隙間時間をいかに活用するかは、1ヶ月でスコアアップをする上でかなり重要でしょう。 なぜなら、隙間時間を活用することで、勉強時間を増やすことができるからです。
例えば通勤で片道30分電車に乗っているとします。往復1時間と考えると大きいですよね。通勤時間を勉強にあてるだけで1ヶ月に30時間ほど勉強時間を増やすことができるのです。
隙間時間は通勤だけではありませんね。トイレの時間やお風呂の時間など、工夫次第でさらに勉強時間は増やせます。
このように隙間時間を無駄なく活用することで、1ヶ月後にTOEIC800点を超えることができるでしょう。
問題を解いたらすぐ答え合わせ
解いた問題をすぐに答え合わせすることで、勉強の効率を上げることができるでしょう。なぜなら、問題を解いた時に抱いた疑問を忘れないうちに解決することができるからです。
例えば選択肢の中で、2択まで絞れて悩んだ問題があったとします。最終的には1つを選ばなければいけませんよね。
選ぶ際には少なからず疑問を抱くはずです。
この単語の意味はなんだっけ? 長文のこの部分でこう書かれてるから答えはこれかな?
など。
そういった疑問は、時間が経つと忘れてしまいますよね。ですから、問題を解くときはこまめに答え合わせをし、素早く疑問を解決しましょう。
机が必要ない勉強は隙間にやる
机がなくてもできる勉強は隙間時間に行いましょう。そうすることで、隙間時間を最大限勉強にあてることができるからです。
単語暗記や音声を聴きながら口パクでのシャドーイング。これなら机がなくてもできるでしょう。こういった勉強こそ電車の中で行えば、1日の勉強時間を最大化できるでしょう。
机に向かわずにできる勉強は、ぜひ隙間時間にやることを徹底してみてくださいね。
まとめ
ここまでTOEIC800点を1ヶ月でとるため勉強法をお伝えしました。
記事をまとめると
- 現時点で600点以上あれば、1ヶ月でTOEIC800点は目指せる
- やるべきでない勉強はやらないことが重要
- 音読とシャドーイングを重視して勉強する
- 隙間時間をとにかく大事にする
- 問題を解いたらすぐ答え合わせをする
- 机が必要ない勉強は隙間にやる
ということでした。
本当に1ヶ月で800点を取れるのかどうか不安に思うかもしれません。ですが、大切なのは800点を1ヶ月でとるという気持ちです。
達成できるかどうかを心配するのでなく、達成するのです。そう思う気持ちがあれば1ヶ月後、あなたは800点を超えているでしょう。