TOEICの単語を暗記するために金のフレーズをどのように使えばいいのか?おすすめの使い方を知りたい!
そんなお悩みを抱えてはいませんか?
じつはTOEICの単語を最短で覚えるために金のフレーズの使い方で重要なのは、「単語を何度も忘れる」勉強をすることです。なぜなら、「覚える→忘れる」の繰り返す回数が多いほど、短期記憶に入った単語が長期記憶に移動し覚えやすくなるからです。
この記事では、効率的にTOEICの単語を覚えるための、金のフレーズの正しい使い方について解説します。読み終えていただければ、金のフレーズを正しく使い倒し、最短かつ簡単に単語を覚えるための具体的暗記法が明確になります。
TOEIC 金のフレーズの具体的使い方
では早速TOEIC単語を最短で覚えるために、金のフレーズの具体的使い方を解説します。
下記ステップで金のフレーズを使いましょう。
- まずは600点レベルから始める
- 一度に覚える範囲を決める
- アプリで発音を確認する
- 日本語を隠して意味を答える
- 時間をかけずに進める
- 何度も周回する
- 2週目以降は覚えられない単語のみやる
- 暗記した単語をしばらく放置して復習する
- 復習までの期間を徐々に空けていく
ステップごとに解説します。
まずは600点レベルから始める
金のフレーズに収録されている単語のレベルは4つに分かれています。
- 600点レベル
- 730点レベル
- 860点レベル
- 990点レベル
暗記学習を行う際は600点レベルから始め、600点レベルの単語がマスターできてから730点レベルに移りましょう。同様に730点レベルが習得できたら860点レベルへ移り…といった感じに進めていきましょう。
なぜなら、レベルの低い単語ほど本番試験で頻繁に出題される単語だからです。
よく出る単語ほどしっかりマスターした方が本番での点数も上がりますよね。ですので低いレベルの単語ほど優先順位も高く設定して勉強すべきです。
まずは600点レベルからマスターし、その後徐々に高レベルの単語に移りましょう。
一度に覚える範囲を決める
暗記学習に入る前に、まずは今回の勉強で覚える範囲を決めましょう。
目安は
- 暗記が苦手な人は30語
- 得意な人は50語
です。
また、もっと頑張れる人はそれ以上でも良いでしょう。
重要なのは「範囲を決めること」です。範囲を決めないと、厳密な周回学習ができず、「覚える→忘れる」を繰り返すこともできないため暗記の効率が悪いです。
「今日はここからここまでを暗記しよう」と毎回必ず決めてから暗記学習を始めましょう。
アプリで発音を確認する
範囲を決めたら、その範囲に登場する単語の発音を確認しましょう。音声はスマホアプリのabceedで聞けます。アプリをダウンロードをするだけで音声をスマホに入れられるので便利です。
TOEICは全部で200問出題されますが、そのうちの半分はリスニングです。配点も全体の半分がリスニングなのです。ですから、単語の発音をしっかりマスターしておかないとリスニングで点数が上がりませんし、もちろん全体の点数も上がりません。
アプリで単語の音声を確認し、単語の発音もしっかり覚えるようにしましょう。
日本語を隠して意味を答える
単語を覚える時は、ページを開いて右側の部分だけをとりあえずは使います。そして紙でも本のしおりでもいいので、日本語の部分を隠してください。そして英語の意味だけを見て日本語の意味を覚えていきましょう。
TOEICでは日本語から英語に変換する作業は起こりません。ですから、英語から日本語に変換できるようにひたすら訓練しましょう。
この時点の暗記では、例文を見たり関連単語を覚えたりしなくてもいいです。もちろん覚えたい人は覚えても構いません。とりあえずは単語のスペルを見て意味が答えられるようになることをひたすら訓練するのが最優先です。
日本語の部分を隠して、英語の意味を答えられるようにしましょう。
時間をかけずに進める
日本語を隠して英語の意味を答える作業では、一つ一つの単語にかける時間をなるべく短くしましょう。
英語の意味は必ず何かしら答えるようにしてください。意味がわからない場合でも答えをすぐに見るのでなく、勘でもいいので何かしら意味を答えましょう。
- 意味を答える
- 正解を見る
- 次の単語に移る
この手順はしっかり踏むのが重要ですが、できれば一つの単語でかける時間は1秒以内にしましょう。これはすごく頭が疲れると思いますし、初めはついていくのが無理なスピードだと思います。
ですが、繰り返すうちにどんどん速くこなせるようになるはずです。そして何より、辛いからこそ単語の覚える速度が速くなります。
一つ一つの単語にかける時間を短くし、脳をフル回転させて単語暗記をしましょう。
何度も周回する
暗記をする前に今回暗記する範囲を決めたと思いますが、その範囲を何度も周回しましょう。何度も周回することで徐々に単語を覚えることができるでしょう。
なかなか覚えられずにむしゃくしゃすると思います。私がそうでしたので、その気持ちはすごくわかります。
ですが、その辛さを乗り越えて840点を取得できました。点数が上がると嬉しいですよね。その嬉しさを手に入れるためだと思って頑張りましょう。
「単語の暗記では、初めに決めた範囲を何度も周回する。」これを徹底しましょう。
2週目以降は覚えられない単語のみやる
単語暗記では何度も周回することが重要とお話ししました。もう一つ重要なのが、2週目以降は覚えられない単語のみを暗記することです。
覚えられた単語を再度暗記するのは効率が悪いです。それよりかは、覚えられていない単語に暗記の時間をさいたほうが断然効率が良いでしょう。
これを実践するために、暗記作業をする中で覚えられた単語はその都度印をつけていきましょう。そして、2週目、3週目と周回する時は、印のついた単語は飛ばして暗記を行いましょう。
2週目以降は覚えられない単語のみに特化して暗記を行い、効率的に単語を覚えましょう。
暗記した単語をしばらく放置して復習する
ここまでの作業を行うと、短期記憶として一時的に単語を覚えた状態になるでしょう。しかし、これでは長期記憶でないため、時間が経つと忘れてしまいます。ですが、忘れていいのです。
「忘れる→覚える」を繰り返すことで長期記憶として定着するのでしたね。ですから、忘れることができなければ、その単語を長期記憶として覚えることができないのです。ですので、ある程度忘れるまで放置しましょう。
ここで気をつけなければいけないことは、完全に忘れてから復習をするのでは遅いということです。7割くらい忘れた段階で再度暗記をしましょう。
7割くらい忘れた状態とは、「この単語過去に覚えたなぁ…でも意味が思い出せない…」という状態です。
暗記した単語をしばらく放置し、7割程度忘れた段階で復習をして単語を定着させましょう。
復習までの期間を徐々に空けていく
しばらく放置して再度復習するのが重要でした。最後は徐々にこの復習するまでの期間を少しずつ長くしていきましょう。
最初は3日後とかに復習すると思います。その次は5日後、1週間後、2週間後…といった感じに間隔を空けていきます。
そして最終的に復習をしなくてもほとんど忘れなくなるでしょう。このようになると短期記憶から長期記憶に移すことができた証拠です。
復習する間隔を徐々に空けて長期記憶に定着させましょう。
金のフレーズを使って最短で単語を覚える技
金のフレーズを使って最短で単語を覚えるにはどうすれば良いかについて解説します。
具体的には下記を実践しましょう。
- 隙間時間を活用する
- 何度も忘れる
- 関連語を覚える
- なるべく寝る前に暗記する
なお、単語を最短で覚えるための勉強法は 【英語|英単語の覚え方】暗記に大切なのは実は「単語を忘れる」こと で専門的に解説しています。
詳しく解説します。
隙間時間を活用する
とにかく隙間時間を活用しましょう。単語学習は机を使わなくてもできる勉強ですよね。
ですから、単語は隙間時間に覚えることを徹底しましょう。おそらくみなさんはTOEICの勉強以外にも、仕事や学校などで忙しいことでしょう。そうなると勉強時間も限られてきますよね。
単語学習は隙間時間に行い、机に向かって勉強する時間は単語学習以外に当てられるよう工夫しましょう。
何度も忘れる
単語暗記をする際は、覚えた単語を忘れることも大事にしましょう。
よく暗記学習の時に、「覚えたことをすぐに忘れてしまう」と悩む人がいます。しかし、繰り返しになりますが、「覚える→忘れる」のサイクルをたくさん行うことで、覚えたことが長期記憶に定着するのです。
忘れることができなければ、再度覚えることもできず非効率です。
忘れることは暗記が進んでいるという良い現象なので、プラスに考えましょう。
関連語を覚える
金のフレーズでは右側のページに関連語や豆知識が書かれていると思います。こういった単語は余裕があれば覚えると良いでしょう。
関連語や豆知識を読むことで、より単語が覚えやすくなるメリットがあります。また、関連した単語を覚えることで覚える単語の数も増やせます。
大変かもしれませんが、メリットが多いので、ぜひ関連語も覚えましょう。
なるべく寝る前に暗記する
単語暗記はなるべく寝る前に行いましょう。寝る前に覚えることでより記憶が定着しやすくなるからです。
寝てる時に夢を見ることがあるでしょうが、あれは脳の中の知識が整理されている証拠です。単語学習を行いすぐ睡眠をとることで、覚えた単語の知識も整理されます。
単語暗記は夜寝る前に行うと、より覚えやすいでしょう。
金のフレーズはここがすごい
金のフレーズは有名な単語帳ですが、どこがすごいのでしょうか?
具体的には下記点が優れています。
- TOEICで頻出の単語を集中的に覚えられる
- 990点レベルまで対応している
順番に解説します。
TOEICで頻出の単語を集中的に覚えられる
金のフレーズはTOEICで頻出の単語のみを収録している単語帳です。ですから、無駄な単語を覚えることがなく、効率的な単語暗記ができるのです。
TOEICでは他の英語の試験と違い、ビジネス英語に特化しています。ですから、他の試験では出題されない単語がTOEICでは出題されることが多いです。
金のフレーズを使うことでTOEICでよく出る単語を集中的に覚えられるでしょう。
990点レベルまで対応している
金のフレーズには1000語が収録されていますが、この1000語で990点レベルまで対応している点がすごいところです。
たった1000語で990点レベルまで対応しているということは、それだけこの1000語が本番試験で頻出する単語である証拠です。それくらい金のフレーズは単語の選択が精度高く行われているのです。
ですから金のフレーズを全てマスターすれば高得点が取れるでしょう。
金のフレーズだけでTOEIC840点は取れた
金のフレーズは990点レベルまで対応しているということですが、この単語帳だけで本当に高得点が取れるの?と疑問に思う人は多いのでないでしょうか?
実際私もそうでした。しかし、私は金のフレーズだけで840点を取得することができました。900点を超えられないのは私の努力不足でもありますが…
いずれにしても金のフレーズをマスターすると840点は取得できるということが証明できました。
ですので800点超えを目指すのであれば金のフレーズで対応できるでしょう。
TOEIC 金のフレーズの注意点
金のフレーズの効果を最大限高めるために、使う際の注意点をお話しします。
具体的に下記の点に注意しましょう。
- できれば書いて覚えない
- 日本語から英語を答えない
- 990点を目指さなくても全て覚えるべき
詳しく解説します。
できれば書いて覚えない
単語を覚える際はできるだけ書かずに暗記しましょう。書くことに時間がかかってしまい、単語暗記の周回をする回数が減ってしまうからです。
単語を暗記する時に重要なのは、ひとつの単語に対する暗記回数をいかに増やすかでした。ですから、書いて覚えるより、日本語を隠して意味を答える作業をひたすら繰り返しましょう。
もちろん暗記の仕方は人それぞれです。書いて覚えた方が覚えられるという人はそれでも良いでしょう。
日本語から英語を答えない
金のフレーズは右のページに単語の意味が書かれていて、左のページに英語のフレーズが書かれています。この作りに素直に従って単語学習をしようとすると、日本語を見てそれに対する英単語を答える勉強になってしまうでしょう。
TOEICの試験では「日本語→英語」に変換する思考回路は使いません。全て「英語→日本語」に変換するパターンなのです。
ですから、日本語から英語を答えるといった勉強はやらないようにしましょう。
990点を目指さなくても全て覚えるべき
金のフレーズではレベルごとに単語が分かれています。「990点を目指さないから990点レベルの単語は覚えなくていい」と思うかもしれませんが、それはあまりおすすめしません。
TOEICは初学者から上級者まで全員が同じ試験を受けます。ですから、問題の中には当然990点レベルの単語も出題されますよね。もちろん上級の単語を知らなくてもある程度点数は取れますが、出題される英文に少しでもわからない単語があると大幅に点数を落としやすいです。
ですから、990点を目指さない人でも990点レベルの単語までなるべく覚えましょう。
もちろん990点レベルの単語を覚える優先順位は低いです。ですので後回しにしていいですが、余裕があればしっかりと覚えましょう。
まとめ
ここまで金のフレーズの使い方についてまとめてきました。
金のフレーズの使い方で重要なことは
- まずは600点レベルから始める
- 一度に覚える範囲を決める
- アプリで発音を確認する
- 日本語を隠して意味を答える
- 時間をかけずに進める
- 何度も周回する
- 2週目以降は覚えられない単語のみやる
でした。
金のフレーズをマスターすることで、TOEICで必要な単語をマスターすることができます。ですので、この記事の内容を実践して、TOEICの単語を制覇しましょう。
TOEICブログ では、他にもTOEICの点数アップに特化した有益な情報を見ることができます。ぜひのぞいてみてくださいね。