TOEICの結果が発表されてみたら350点だった…これってやばいのかな…今後どう勉強するのがいいの?
そんなお悩みを抱えてはいませんか?
TOEICの結果を見て、自分が思っていた点数より低いと気持ちが下がりますよね。
じつは、TOEIC350点は全くやばい点数ではないです。
なぜなら、英語を勉強する誰もが350点レベルの時があったはずだからです。また、350点から500点を取るのは、少し頑張ることで達成できるからです。ですので、ネット上には「TOEIC350点はやばい」という意見が時々見られますが、無視して平気です。
この記事では、過去に300点レベルであったが現在は840点を取得している私の経験を踏まえ、TOEIC350点は別にやばくないということと、TOEIC350点から点数を上げる方法について解説します。
この記事を読んでいただければ、あなたが今後のTOEICで、まずは500点を取得するためにするべきことが明確になるでしょう。
TOEIC350点は全くやばくない!
TOEIC350点は全くやばいことではないです。具体的には下記理由でやばいと思う必要がないです。
- 800点を超える私も過去はTOEIC300点台だった
- 誰もがTOEIC350点レベルであった
- そもそもTOEICを受ける時点で英語ができる
- TOEICは癖がある試験
詳しく解説します。
800点を超える私も過去はTOEIC300点台だった
私は今となっては英語が得意でTOEICも840点を取得していますが、初めてTOEICを受けた時は300点台でした。ですから、今TOEICが350点であっても、これから頑張れば800点以上は取得可能ということです。
誰もがTOEIC350点レベルであった
そもそも誰もがTOEIC350点レベルを経験しているのです。ネット上では「TOEIC350点はやばい」という意見がありますが、そう言っている人でさえも過去には350点レベルだったわけです。
350点を取ったことがない人は、そもそも350点レベルの時にTOEICを受けていないということになります。低い点を取りそうだから受けないよりかは、挑戦して結果的に低い点だった方がよっぽど評価されるはずです。
ですから、もし350点を取ってしまい、へこみながらこの記事を読んでいるのであれば胸を張りましょう。高得点が取れない状態でもTOEICに挑戦した自分を、しっかりとほめるべきだと思います。
そもそもTOEICを受ける時点で英語ができる
そもそもTOEICを受験する人は、英語がある程度できる人ばかりです。ですから、平均点も高くなりますし、ネット上で点数報告をする人の点数もある程度高いのです。
あなたの周りを見渡してみましょう。TOEICを受けている人はあまりいないのではないでしょうか?
高校の模試などはみんなが受けるテストかもしれませんが、TOEICは全員受ける必要がない試験ですよね。
ですので、TOEICの点数を周りと評価するのはあまり良いことではありません。350点を取得できたことに目を向けるのが良いでしょう。
TOEICは癖がある試験
TOEICは癖がある試験です。
具体的には
- ビジネス英語に特化しているため登場する単語が特殊
- リスニングは同時進行で解いたり先読みしたりすることが必須
- リーディングは問題数が多く基本解ききれない
といった特徴があります。
ですから、英語力があったとしても、TOEIC慣れが不十分だと点数が低くなってしまうでしょう。 今350点を取ってしまったとしても、TOEICの試験形式に慣れる勉強をすることで100点、200点アップできる可能性もあるのです。
TOEICは癖がある試験であるため、点数が低かったとしてもやばいと思うことは必要ないでしょう。
350点の客観的なレベル
では350点とは客観的な評価だとどのくらいのレベルになるのでしょうか?
- 英語力のレベル
- 就活や転職での評価
これら2つの観点から解説します。
英語力のレベル
下記はTOEICの公式がまとめた、スコアとコミュニケーションレベルの相関表です。
この表によると、TOEIC350点は、Dレベルに該当します。ですので、通常会話で最低限のコミュニケーションが可能ということです。
語彙、文法、構文は不十分な部分が多いのが現状ですが、基礎的な会話の理解や応答も可能とのことです。
就活や転職での評価
就活や転職で点数の評価をされるのは厳しいかと思います。
面接の場ではTOEIC600点を超えたあたりから評価をされ始めます。ですので、TOEIC350点という結果は、点数の評価を受けることは難しいでしょう。
ですが、すでに350点を取得できているのであれば、600点をそう遠くない試験で達成するのは可能です。英語力を評価してもらえるように600点を目指すのは良い選択だと強く思います。
TOEIC350点から点数を上げるための具体的勉強
現在TOEIC350点である場合は、まずは500点を目指すのが良いでしょう。500点であれば意外と簡単に達成できる目標だからです。
TOEIC500点を目指すためには、下記の勉強から始めるのがおすすめです。
- 基礎文法をかためる
- 単語を覚える
詳しく解説します。
基礎文法をかためる
まずは基礎文法を固めましょう。現在350点である場合は、基礎文法の知識が抜け落ちている可能性が高いからです。
落ち込むことはありません。基礎文法さえ固めることができれば、短期のうちに点数アップが見込めるのも事実です。
おすすめの文法書は、公文出版の中学英文法です。
「中学範囲の文法か…」と思うかもしれませんが、英語の主要文法はすべて中学で習います。ですから、中学文法をマスターすることでTOEICで大幅な点数アップが期待できます。
私もこの中学英文法を使って文法をマスターしたら、300点台から一気に600点台まで上げることができました。
あなどることなく着実に文法知識を身につけましょう。
なお、英文法を効率的に覚える方法は、 【英語の文法勉強法】効率的に文法をマスターする覚え方のコツは5つ の記事で詳しく解説しています。
この記事を参考に文法知識をかため、まずは500点を目指しましょう。
単語を覚える
文法と同時に単語を覚えましょう。なぜなら、英語の基礎力は「文法力」と「単語力」の2つだからです。
英語の文章は、単語同士が文法というルールに従って意味を表現しています。そのため、単語と文法だけマスターできれば、英文の理解をしやすくなるでしょう。
しかし、単語はすべて覚えきれないほどに多いです。文法の勉強なら、主要な文法を覚えることであればそれほど数も多くありません。
そのため、あくまで文法のマスターを最優先し、単語暗記はその次の優先度としましょう。
私は300点台から600点台に点数を上げられたと話しましたが、その時には文法暗記と同時に単語暗記も行いました。ですから、この2つの勉強が重要でかつ効果がかなり大きいということです。
なお、単語の効率的な覚え方については、 【英語|英単語の覚え方】暗記に大切なのは実は「単語を忘れる」こと で詳しく解説しています。 文法暗記の勉強と同時に単語暗記の勉強も行いましょう。
文法と単語は全員に共通して重要です!ただ、それ以外にやるべき勉強は人によって合う合わないがあります。ですから色々な勉強法を試してみてください。もし自分に最適な勉強をプロに判断してもらいたいという人はTOEICスクールの無料体験を受けるのもありです!
今なら無料体験できるTOEICコーチングスクール
- ガイトレの公式サイトを見てみる(無料説明会が受けられます!)
※勉強を厳しく管理したいならこれ!勉強を鬼管理してサポート - Makieigoの公式サイトを見てみる(無料カウンセリングが受けられます!)
※月額料金を安く済ませたいならこれ!月額3万円〜しっかりスコアアップをサポート - Garibenの公式サイトを見てみる(こちらも無料カウンセリングやっています!)
※グループで切磋琢磨したいならこれ!同じ境遇の仲間とともにレベルアップ
TOEIC350点を脱出する本番試験での解き方
では500点を目指すためには、本番試験でどういった解き方をするのが良いでしょうか? 具体的には下記3つのことを実践しましょう。
- 時間は意識せず解く
- 解ける問題から解く
- Part3, Part4は1問目を正解しよう
詳しく解説します。
時間は意識せず解く
TOEICは問題数が多く、時間との戦いですが、時間は意識せずに解くのが良いでしょう。なぜなら、時間を意識するあまり、1つ1つの問題の解き方が雑になるくらいなら、時間を意識せずに各問題を丁寧に解いた方が、最終的な点数が高くなるからです。
時間を意識した解き方は、TOEIC500点を超えたあたりからするのがおすすめです。ですから、今の段階で全部解ききることを目標にしてはいけません。
いかに解ける問題数を増やせるかという考えを大事にし、得点を最大化できるようにしましょう。
解ける問題から解く
解ける問題から解きましょう。
当たり前ではありますが、難しい問題に時間を費やして間違えてしまうより、簡単な問題に時間を使って確実に得点できた方が点数が高くなるからです。ですから、難しそうな問題をすぐに飛ばすのがおすすめです。
じつは、TOEICでは後ろに行けば行くほど問題が難しくなるといった構成にはなっていません。さまざまな難易度の問題がバラバラの順番で出題されるのです。
そのため、頭から順番に解いていけば、自然と優しい問題を中心に解いているといったことにはならないのです。簡単な問題が最後に来るなんてことも結構あります。
ですから、難しい問題は潔く後回しにし、解ける問題から解くことを意識しましょう。
Part3, Part4は1問目を正解しよう
リスニングの中では難しいパートであるPart3, Part4は1問目だけを確実に正解できるように意識しましょう。
Part3とPart4では、ひとつの大問につき3問の設問を解く必要があります。3つの設問に意識を向けながらリスニング音声を聞くよりかは、1つの設問だけに意識を向けて臨んだ方が、断然正解率も上がるでしょう。
ここで意識を向けるべき設問は、3問ある設問うちの1問目です。1問目の設問は、リスニングの放送文全体の概要を問うような問いであり、難易度が低めだからです。
ですから、Part3, Part4のリスニングパートでは、各大問1問目を確実に正解することに意識を向け、2問目と3問目は半ば諦めるつもりで良いでしょう。
おすすめの参考書
TOEIC500点を取得するためにおすすめの参考書を紹介します。
銀のフレーズ
TOEIC初級レベルの文法をマスターするのに最適の単語帳です。私も300点台を脱却する際は、銀のフレーズをひたすら覚えました。
銀のフレーズを選ぶ理由は
- TOEICの単語帳であること
- 収録単語の精度が高いこと
です。
TOEICでは他の試験では出ないビジネス寄りの単語が出題されます。ですから、TOEIC専用の単語帳を選ぶことは絶対です。その中で、一番TOEICの試験で出題される単語ばかりを勉強できるのが銀のフレーズなのです。
銀のフレーズをすべて覚えれば、TOEICで500点だけでなく600点まで確実に取れるでしょう。
公文の中学英文法
「公文の中学英文法」は、私が銀のフレーズの他に愛用した参考書です。
私は、「銀のフレーズ」と「公文の中学英文法」の2冊を徹底的にマスターして600点台を取得しました。
「公文の中学英文法」は、中学範囲の英文法全てを順番に学習でき、説明もわかりやすいです。あなたが、英文法をマスターするにはとても役立つ参考書でしょう。
TOEICテスト 中学英文法で600点!
こちらの文法参考書はTOEIC専門の参考書です。
TOEICでも他の試験でも文法の出題内容はあまり変わりませんので、TOEIC専門にこだわる必要性は低いです。しかし、TOEICに特化した文法参考書は1冊あると、本番試験での点数アップに役立ちます。
公式問題集
公式問題集は、絶対1冊買っておいた方が良いでしょう。
TOEICでは本番試験で、どのような時間配分、どのような手順で解くのか、事前に確認することで50点以上点数が変わってきます。そのため、本番と同様の試験を事前に受けて、解き方の確認をしておくことは重要でしょう。
また、TOEICでは試験問題の持ち帰りが許可されていません。ですから、第三者機関がTOEICの本番試験と同様の試験を作るのはなかなか難しいのです。
公式問題集は、名前に公式とあるとおり、TOEICの本番試験を作成している人と同じ人が問題を作成しています。ですから、本番に一番近い問題を解くことができるのでおすすめです。
まとめ:TOEIC350点取れればすぐに500点は取れる
ここまで、TOEIC350点はやばいと思う必要がないということについて解説してきました。
TOEICの点数が350点であったとしても
- 800点を超える私も過去はTOEIC300点台だった
- 誰もが350点レベルであった
- TOEICは癖がある試験
という観点でやばいとは思う必要がないとのことでした。
また、350点から500点レベルまで点数を上げるには
- 基礎文法をかためる
- 単語を覚える
といった勉強をすればよく、TOEIC本番の試験では
- 時間は意識せず解く
- 解ける問題から解く
- Part3, Part4は1問目を正解しよう
といったことを意識すると効果的でした。
TOEIC350点はやばくないです。あなたが正しく努力すれば、すぐに500点や600点を超えることができます。ぜひ、TOEICブログ を参考にし、共に点数アップを目指して周りから評価されましょう。