TOEIC500点って英検だと何級レベルに相当するの?
そんな疑問をお持ちではないでしょうか?
じつは、TOEIC500点は英検だと2級に相当します。TOEICと英検の両公式サイトに載っているデータからそう結論づけることができるのです。
この記事では、TOEIC500点が英検2級に相当することと、TOEIC500点と英検2級だったらどちらの方が取りやすいかについても解説します。
読み終えていただければ、TOEIC500点と英検とのレベル対応関係について完全理解することができます。
TOEIC500点はおおよそ英検2級に相当する
TOEIC500点は英検だと2級に相当するレベルです。そのように言える理由は、TOEICと英検の両公式サイトに載っている資料に根拠となる情報があるからです。
下記はTOEIC公式サイトに掲載されている資料です。この資料では、TOEICのスコアとCEFRの対応関係を表しています。
CEFRとは、外国語学習者の習熟度レベルを表す指標で、ヨーロッパで作成されました。
この表より、TOEIC500点は、CEFRレベルのA2〜B1レベルに対応していることが分かりますね。
また、下記の表は、英検の公式サイトに掲載されている資料です。この資料も先ほどと同様に、英検の各級とCEFRとの対応関係が記されています。
TOEIC500点はCEFRのA2〜B1レベルでしたね。ですから、A2〜B1レベルの部分を見ると、英検2級レベルに対応していることが分かるでしょう。
このような公式が出している資料より、TOEIC500点は英検2級レベルに対応していると言えるでしょう。
TOEIC500点は英検2級より取りやすい
TOEIC500点と英検2級のどちらが取得しやすいかに関してですが、TOEIC500点の方が取得しやすいでしょう。
その理由として下記があげられます。
- TOEICは2技能だけ、英検は4技能も必要だから
- 英検で求められるのは知識量だから
- TOEICで求められるのは速読力だから
それぞれ解説します。
TOEICは2技能だけ、英検は4技能も必要だから
TOEIC500点の方が取得しやすい理由として、リスニングとリーディングの問題しか出題されないことがあげられます。英検の場合は、それら2技能にプラスして、スピーキングとライティングの問題も出題されます。
ですから、TOEICは英検で必須のスピーキングとライティングの対策をしなくても良いということになります。
対策項目が少ない分、TOEIC500点の方が英検2級より取得しやすいでしょう。
英検で求められるのは知識量だから
英検の特徴として、比較的難易度の高い長文が出題される傾向にあります。
しかし、問題数の割に試験時間が長く設定されているので、「時間がとにかく足りない!」といったことはあまり起きません。そのため、ゆっくりでも良いから難易度が高い文章の意味を理解できるほどの、文法力と単語力が求められるのです。
ただ、皆さんも経験があるでしょうが、たくさんの単語を覚えるのは時間がかかります。英検は、とにかく多くの英語知識を習得しないと点数アップができない特徴があるため、勉強の難易度が高いでしょう。
TOEICで求められるのは速読力だから
TOEICの特徴は、それほど難易度が高い文章は出題されないが、その代わりに大量の問題が出題されます。ですので、英語上級者でないと、全ての問題を時間内に解ききることが難しいのです。
そういった特徴があるため、TOEICではあまり高度な英語の知識が求められないが、基礎英語をとになく速く処理する力が求められます。
ただ、問題を何度も解いていく中で、処理速度は上がっていくものです。皆さんも経験があると思いますが、仕事やバイトで初めてやることは時間がかかりますが、慣れてくると徐々に作業スピードは上がりますよね。
TOEICも慣れることで解答スピードは上がっていきます。ですから、英検のように知識獲得の勉強と比べると、慣れが重要なTOEICの勉強の方が難易度が低いでしょう。
まとめ:TOEIC500点は大体英検2級相当
ここまで、TOEIC500点が英検の何級に相当するのかと、どちらが取得しやすいかについてまとめてきました。
TOEIC500点は英検2級に対応するということでした。
また、TOEIC500点の方が英検2級より取得しやすく、その理由として、
- TOEICは2技能だけ、英検は4技能も必要だから
- 英検で求められるのは知識量だから
- TOEICで求められるのは速読力だから
があげられました。
TOEICも英検もどちらも価値のある試験です。英語の勉強をする中で、ぜひどちらの試験にもチャレンジしてみてくださいね。