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【TOEIC点数をCEFR(セファール)に変換】この記事だけで分かる

※この記事はプロモーションを含みます。

TOEICスコアをCEFRに変換する方法

TOEICの点数をCEFRに換算したい!

そんな希望にこの記事はお答えします。

じつは、TOEICの公式がTOEICの点数とCEFRとの対応関係について発表しています。この記事では、TOEICの公式サイトの情報をもとに、TOEICとCEFRのレベル対応関係をまとめました。

読み終えていただければ、簡単にTOEICの点数をCEFRに換算することができます。

TOEICとCEFRの対応関係

初めにお伝えしておきますが、本来はTOEIC L&Rの点数だけではCEFRのレベルに換算することができません。なぜなら、CEFRは4技能全ての能力を測定した上で、レベルを算出できるからです。

TOEIC L&Rでは、リスニングとリーディングのスキルしか測定できませんよね。そのため、TOEIC S&Wも受験した上で、両テストの結果によりCEFRのレベルに置き換えることができます。

ですが、多くの人はTOEIC L&Rの結果を参考にしてCEFRのおおよそのレベルを知りたいと思います。そのため、ここではTOEIC L&Rの点数とCEFRの対応レベルについてまとめました。

TOEIC L&Rの点数とCEFRの対応関係は下記です。

TOEIC L&R スコアCEFRレベル
945点〜C1
785点〜B2
550点〜B1
225点〜A2
120点〜A1
TOEICスコアとCEFRとの対照表 より引用

例えば、CEFR(セファール) B2レベルを達成するには、TOEIC785点以上を取得すれば良いということになります。

また、リスニングとリーディングの点数とCEFRの対応関係は下記です。

リスニングスコアリーディングスコアCEFRレベル
490点〜455点〜C1
400点〜385点〜B2
275点〜275点〜B1
110点〜115点〜A2
60点〜60点〜A1
TOEICスコアとCEFRとの対照表 より引用

CEFR(セファール) B2レベルを達成するには、TOEICのリスニングスコアが400点以上、リーディングスコアが385点以上を取得すれば良いでしょう。

ただ、TOEICをCEFRに換算するときに、把握しておくべきことがあります。これらの表を見て分かったと思いますが、TOEICではC2レベルを測定できないということです。

もしC2レベルを測定したいとなると、IELTSなどの上位試験を受ける必要があるでしょう。

CEFRレベルごとの能力詳細

勉強法

ここでは、それぞれのCEFRレベルと能力詳細についてまとめました。

段階CEFR能力レベル別に「何ができるか」を示した熟達度一覧
熟達した言語使用者C2聞いたり読んだりした、ほぼ全てのものを容易に理解することができる。いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構築できる。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができる。
熟達した言語使用者C1いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ効果的に用いることができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の詳細な文章を作ることができる。
自立した言語使用者B2自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。
自立した言語使用者B1仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。
基礎段階の言語使用者A2ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。
基礎段階の言語使用者A1具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。自分や他人を紹介することができ、住んでいるところや、誰と知り合いであるか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助けが得られるならば、簡単なやり取りをすることができる。
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)より引用

CEFRとは?

CEFRが何なのかわかる人はこの章を読み飛ばしてくださいね。ここではCEFRについて解説します。

CEFRとは下記の通り定義されています。

「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR: Common European Framework of Reference for Languages)」は、言語の枠や国境を越えて、外国語の運用能力を同一の基準で測ることが出来る国際標準です。

CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)より引用

つまり、「英語に限らず、第一言語以外の言語を扱う能力レベルを表している共通の指標」ということです。

TOEICの点数をCEFRに置き換えるメリット

コツ

CEFRは外国語の運用能力を評価する国際的な指標でしたね。ですから、CEFRに置き換えることで、TOEICと他のテストとの比較ができるようになります。

例えば、英検の公式サイトには、英検の各級とCEFRの対応関係が公開されています。

英検-CEFR対応表
英検-CEFR対応表

この表を見ると、英検準1級のCEFRレベルはB2に該当します。それは、TOEICでいう785点以上に該当することは少し前にお伝えした通りです。

このように、CEFRのレベルに一旦換算することで、ある英語試験の結果に対応する他の英語試験の結果のおおよその目安を知ることができるのです。

まとめ:CEFRは他試験との比較に便利

ここまでTOEICとCEFRの対応関係についてまとめてきました。

TOEICの点数を一旦CEFRに換算すると、さまざまな英語試験の結果と比較ができるという点でメリットがある指標でした。

この記事を参考に、CEFRを自分の英語レベル分析に役立てましょう。

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